豊島　真

株式交換による三角合併に反対した株主を代理し、株式の買取請求を行った。争点は、買取りの「公正な価格」はいくらかである。裁判所は、「公正な価格」は株式交換の前に行われた公開買付時の価格・株式交換の基準価格を下回るべきでないとし、当方の主張する金額に沿った認定をした。

医療器具に関する、特許権のいわゆる間接侵害の事案にて特許権者側を代理。問題となる医療器具が、全体の何パーセントの医師によって特許権を侵害する態様で使用されているのか不明であったところ、裁判所は、当方の申立てを認め、多数の医師（母集団から無作為抽出）に対してアンケート（調査嘱託）を実施し、その結果に基づいて損害額を決したという珍しい事案。

発明の容易想到性の有無の判断にあたっては、先行技術から当該発明の特徴に到達する試みをしたであろうとの推測が成り立つのみでは不十分で、かかる試みをしたはずであるとの示唆等の存在が必要とされた事例。特許権者側を代理。相手方の請求棄却。

負債総額約80億円のアパレル会社の民事再生手続案件。海外のブランド（商標権者）との交渉を行い、事業譲渡を遂行。

不明瞭な仲裁合意規定の下、フランスで先に仲裁を申し立てられた件にて、日本でも仲裁を申し立て、日本での手続きへの事実上の一本化に成功。（手続きは全て英語）

外国銀行の日本支店の清算にあたり、裁判所により選任された清算人として業務を遂行した。

International Trademark Association（INTA) （当事務所代表）

著作権法学会

知的財産権研究会

「契約書レビュー　トレーニング　販売店契約書」ビジネス法務2024年7月号（中央経済社2024年5月）

「ロイヤーの使い方を押さえる！法務のための英単語辞典」ビジネス法務2019年5月号～2020年4月号（中央経済社）

「販売店契約の実務」共著・編集担当（中央経済社 2018年7月）

「ジュピターテレコム株式取得価格決定申立事件の最高裁決定における射程範囲の検討」（共著） BUSINESS LAWYERS　2018年5月30日
https://business.bengo4.com/category1/article346

「JCOM事件最高裁決定の考察　―その問題点と射程範囲および価格の算定方法―」（共著）金融法務事情2017年2月25日号（株式会社きんざい）

「重要判例にみる　二段階買収型スクイーズアウトにおける価格決定」（共著）　ビジネス法務2016年12月号（中央経済社）

「英文契約審査の着眼点・ボイラープレート条項」BUSINESS LAW JOURNAL 2012年5月号（レクシスネクシス・ジャパン株式会社）

「海外企業との取引基本契約　トラブル事例に見る契約締結のポイント」（インタビュー記事）BUSINESS LAW JOURNAL 2011年5月号（レクシスネクシス・ジャパン株式会社）

「Directors’ Liability: A Worldwide Review」共著 （Kluwer Law International 2006年12月）

「IP Considerations in Cross-Border Trade」ウェビナー＜スピーカー＞（2022年8月25日・Meritas and Singapore Corporate Counsel Association）

「国際企業法務のための、ぜひ押えておきたい英語表現」（2020年6月19日・GLOBAL BUSINESS KNOWLEDGE SUPPLY）

「CCPA（カリフォルニア州消費者プライバシー法）セミナー」（2019年11月19日・小島国際法律事務所及びProcopio, Cory, Hargreaves & Savitch LLP法律事務所）

「海外企業との販売店契約／ディストリビューション契約　―豊富な実例に基づく、各条項の検証―」（2018年11月06日・レクシスネクシス・ジャパン株式会社）

「Case studies on when copyrighted works can be used and when they can't」（2016年9月2日・米国大使館職員向けセミナー）

「著作物の利用が許される場合・許されない場合についてのケーススタディ」（2015年10月21日・米国大使館職員向けセミナー）

「アジア新興国対応　技術ライセンス契約～トラブル回避の為の実務ポイント～」（2013年8月26日・主催：経営調査研究会　後援：金融財務研究会）

「不可抗力（Force Majeure）条項について～契約における『危機管理』～」（2012年11月21日・主催：経営調査研究会　後援：金融財務研究会）

「英文契約書で『ざっと見て終り』のボイラープレート条項について～一見何の変哲もない条項の落とし罠～」（2012年6月4日・主催：経営調査研究会　後援：金融財務研究会）

「海外企業との取引・契約のポイント　～解説本などに書いていない、実務上問題となる重要なポイントにつき、豊富な実例に基づいて解説～ 」（2011年11月15日・日本ナレッジセンター）

「 海外企業との取引・契約の勘所　～豊富な実例で重要ポイント・急所を実務的に解説～ 」（2011年8月1日・主催：経営調査研究会　後援：金融財務研究会）

「輸出契約のチェックポイント」（2003年7月29日・神奈川県産業貿易振興協会海外進出実務研修セミナー）

「企業間取引における有効な免責条項・保証条項の法律実務」（2003年4月23日・アクセスブレインセミナー）

「企業間紛争で交わされる警告書等の作成・対応実務」（2002年1月22日・アクセスブレインセミナー）

器械体操・スキー